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イルカ「くじらのスーさん空を行く」について
「くじらのスーさん空を行く」は、イルカが1974年に発表した楽曲で、作詞はかんべかずお、作曲は吉田拓郎による作品です。環境汚染を浄化する空飛ぶクジラを描いたファンタジックな歌で、イルカの環境メッセージソングの一つです。
歌詞は童話のような表現で、クジラのスーさんが空を泳ぎながら環境を浄化していく姿を描いています。西の空に赤い雨が降ると、スーさんが泳ぎ、灰色のスモッグ空を青空に変える。北の旅で風邪をひいたスーさんが大きなくしゃみをすると、汚れた空が澄んでいく。南の旅で喉が渇いたスーさんが海の水を飲むと、ヘドロで汚れた海がきれいになる。最後は「真赤なお陽様が沈むとき、スーさんは空に消え、また汚れた町へ飛んでいく」と締めくくられます。
「くじらのスーさん空を行く」は、自然保護の大切さを強く訴えています。この曲と「まあるいいのち」を並べて聴くと、イルカが一貫して「命と自然の尊さ」を歌い続けていることがよく分かります。
くじらのスーさん空を行く
歌:イルカ/詞:かんべかずお/曲:吉田拓郎
西の空に赤い雨さんが降った時
クジラのスーさん お空を泳いできた
北の旅で 風邪をひいたクジラのスーさん
大きな クシャミを二つ三つ
すると スモッグ灰色のお空は
青い青いお空になりました
北の空にキラキラ星さん降った時
クジラのスーさん お空を泳いできた
南の旅で のどのかわいたクジラのスーさん
海のお水を ゴクリとのんだ
すると ヘドロ ウヨウヨの海は
きれいな きれいな海になりました
西の空に真赤なお陽様沈んだ時
クジラのスーさん お空に消えた
あてない旅さ いつまで続くクジラのスーさん
今日もよごれた町へとんでゆく