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渡哲也「くちなしの花」について
「くちなしの花」は、俳優で歌手の渡哲也が1973年にリリースした演歌の名曲です。作詞は水木かおる、作曲は遠藤実によるもので、彼にとって最大のヒット曲となりました。
この曲は、くちなしの白い花を通して失った愛への想いや切ない別れを描いています。歌詞には「指輪もまわるほどやせたおまえ」など、心に残るフレーズが多く、聴く人の胸をぎゅっと締めつけるような情感が込められています。渡哲也はこの曲で1974年のNHK紅白歌合戦に初出場し、後に主演した映画『やくざの墓場 くちなしの花』でも使用されました。
くちなしの花
歌:渡哲也 詞:水木かおる 曲:遠藤実
いまでは指輪も まわるほど
やせてやつれた おまえのうわさ
くちなしの花の 花のかおりが
旅路のはてまで ついてくる
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった
わがままいっては 困らせた
子どもみたいな あの日のおまえ
くちなしの雨の 雨の別れが
いまでも心を しめつける
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった
小さなしあわせ それさえも
すててしまった 自分の手から
くちなしの花を 花を見るたび
さびしい笑顔が また浮かぶ
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった