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    渡辺真知子「かもめが翔んだ日」について

    「かもめが翔んだ日」は、1978年4月21日にリリースされた渡辺真知子のセカンド・シングルで、作詞は伊藤アキラ、作曲は渡辺真知子自身が手がけました。
    この曲は、港町を舞台にした切ない別れの情景を描いており、感情の高まりを感じさせる導入部から始まるのが印象的です。彼女は、歌詞を受け取った瞬間にメロディが浮かんだと語っていて、まさにインスピレーションの結晶のような作品です。録音時には、通常使われるテンポ調整の機械を使わず、演奏者全員が勢いのまま演奏したため、曲が進むにつれてテンポが速くなっているというユニークな特徴があります。
    この曲は発売前から反響が大きく、試聴会では異例のアンコールが起こるほどの注目を集めました。結果的に46万枚を売り上げ、彼女はこの曲で第20回日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞しました。また、渡辺の出身地である神奈川県横須賀市の観音崎をイメージして歌っていたそうで、2008年からは京浜急行電鉄・堀ノ内駅の接近メロディにも採用されています。


    かもめが翔んだ日
    歌:渡辺真知子 詞:伊藤アキラ 曲:渡辺真知子

    ハーバーライトが朝日に変わる
    その時一羽のかもめが翔んだ

    人はどうして哀しくなると
    海をみつめに来るのでしょうか
    港の坂道 駆けおりる時
    涙も  消えると 思うのでしょうか

    あなたを今でも 好きですなんて
    いったりきたりの くりかえし
    季節はずれの港町
    ああ 私の影だけ

    かもめが翔んだ かもめが翔んだ
    あなたは 一人で  生きられるのね

    港を愛せる男に限り
    悪い男はいないよなんて
    私の心をつかんだままで
    別れに なるとは 思わなかった

    あなたが本気で 愛したものは
    絵になる港の 景色だけ
    潮の香りが苦しいの
    ああ あなたの香りよ

    かもめが翔んだ かもめが翔んだ
    あなたは 一人で 生きられるのね

    かもめが翔んだ かもめが翔んだ
    あなたは 一人で 生きられるのね






    Chord Diagram