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吉田拓郎「すぅいーとるーむばらっど」について
「すぅいーとるーむばらっど」(吉田拓郎)は、1983年5月21日発売のアルバム『マラソン』に収録されている、“最もデカダンで、最も生々しい”吉田拓郎の不良中年バラードで、酒・女・孤独・虚無が渦巻く、当時の拓郎の心情が露骨に刻まれた楽曲です。
1982〜83年の拓郎は、「酒と女に溺れた“自堕落”な生活」「翌年に離婚を控えた不安定な精神状態」「“俺は今すべてに飽きている”が口癖」という、人生のどん底期にいました。そのためこの曲には、“強がりと弱さが同時に噴き出す男の夜”がそのまま封じ込められています。
すぅいーとるーむばらっど
歌:吉田拓郎/詞:吉田拓郎/曲:吉田拓郎
胸の奥で ずっと奥で
本当の俺が 泣いている
朝が来ても しらけた気分
ベッドの横に ゆうべの女
目を覚ませよ おまえとの愛は
午前3時に もう終わってるのさ
見慣れた部屋は 茶色のソファ-
この町に来ると いつもこのホテルさ
逃げ出したい 何もかもから
誰も知らない いらない 欲しいものはない
電話が鳴って すべては 昨日のまま
一日が やっと終わる
真実(ほんと)も嘘も 腕にかかえ
今日のニュ-スで 語られた男
俺との違いが 今はわからない
外へ出ると 街は輝き
恋人同志は くちびるあわせ
ひとり歩く このまま行けば
知ってるあいつに 逢えるのは分かるけれど
逃げだせない 力がわかない
いつも流れて 流されて 生きてきたんだから
車が止まる すべては 昨日のまま
帰って来たよ やっぱりこの部屋へ
きっとわかる わかってるだろう
Yes my suite room baby
灯りを消して眠るよ おまえに抱かれて