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吉田拓郎「ひとつまえ」について
「ひとつまえ」は、1980年11月5日発売のアルバム『アジアの片隅で』に収録された“地球滅亡のひとつ前”という極端な状況を背景に、〈自分の人生を他人に委ねず、好きに生きて死ぬ〉というメッセージを放つ曲です。歌詞の衝撃的なフレーズとは裏腹に、実はとても“生の肯定”に満ちた作品です。
ひとつまえ
歌:吉田拓郎/詞:吉田拓郎/曲:吉田拓郎
したたかと言われても 心は軽かった
逃げるなととめられて たやすく振り向いた
君達は浮気者 遠回りが大好きさ
この人はうかれ者 近回りでホロリ酔い
このまま最後と 呼べるのならば
あなたも一緒に 死にませんか
今は最後の 今は最後の ひとつまえ
雲の上と呼ばれれば この人も行きたいさ
平凡だと決められて 戦うのは無駄だろうか
やみくもに投げつける 行くえ無きこの言葉
受け止める人知れず やまびこに恋をする
このまま最後と 呼べるのならば
あなたも一緒に 死にませんか
今は最後の 今は最後の ひとつまえ
一日を思うだけで 浅はかを選びたい
確かに生きる為 無駄な時が好き
はじめは手をつなぎ つながりに身をまかせ
終わりは目をつむり 一人をかみしめる
このまま最後と 呼べるのならば
あなたも一緒に 死にませんか
今は最後の 今は最後の ひとつまえ
意地を通したい この人は愚か者
人の愛に泣く 君達は確かだね
様々に生きるだけ 人は人だもの
悲しみも喜びも 遅れないうちに確かめろ
このまま最後と 呼べるのならば
あなたも一緒に 死にませんか
今は最後の 今は最後の ひとつまえ