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吉田拓郎「危険な関係」について
「危険な関係」(吉田拓郎)は、2012年6月20日発売のアルバム『午後の天気』に収録された、“成熟した友情と依存の境界線”を描くロックナンバーで、もともとは KinKi Kids に提供された曲です。拓郎版はアップテンポで性急、KinKi版はスローで内省的という“逆転現象”が特徴で、テーマは〈男女〉ではなく〈男と男の関係〉であることを強調した作品です。
つまりこの曲は「親密すぎる友情」「依存と距離感」「互いを必要としながら束縛しない関係」「“恋愛のようで恋愛ではない”危うさ」を描いた、非常に成熟したテーマの楽曲と言えます。
危険な関係
歌:吉田拓郎/詞:吉田拓郎/曲:吉田拓郎
僕はその日 映画を観ていた
そんなに素敵な話じゃ なかったけど
ふと君の事を思い出してしまった
いつも君の事 気にしながら
生きているわけじゃないし
君だって 僕が淋しい夜に
一緒に泣いたりはしないだろう
どうして今日は 涙が出たんだろう
愛も少しだけ 手が届いたような
君と僕とのストーリー そんな気がしたよ
映画が終わり 渋谷を歩いた
長い時を二人で過ごしたから
ふと恋人のように思える時がある
例えば君が風邪を 引いたとしても
僕は気にとめないと思う
君だって 僕が落ち込んだ時に
他の誰かと逢ってるだろう
なぜだか今日は それでも良くなった
縛り合うよりも 緩やかでいい
君と僕とのストーリー そんな気がしたよ
大きな事は言えない 僕だけど
君のそばにいる それが出来るんだ
わかり合えない事が あったとしても
届かない愛の形も あるからね
君と僕との映画は もう少し続けよう
君と僕との映画は もう少し続けよう