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吉田拓郎「どうしてこんなに悲しいんだろう」について
「どうしてこんなに悲しいんだろう」は、吉田拓郎が1971年に発表したアルバム『人間なんて』に収録されています。
この曲は、孤独や虚しさ、そして人とのつながりへの思いを、静かで優しいメロディに乗せて歌っていて、聴く人の心に深く染み渡るような作品です。歌詞の中では「自由になると淋しいのかい」「涙が出たんじゃ困るのさ」といったフレーズが印象的で、等身大の感情がそのまま表現されています。彼がニューミュージックの先駆者として注目され始めた時期の代表的な一曲でもあり、フォークソングの枠を超えた新しい音楽の流れを感じさせる作品です。
どうしてこんなに悲しいんだろう
歌:吉田拓郎 詞:吉田拓郎 曲:吉田拓郎
悲しいだろう みんな同じさ
同じ夜を むかえてる
風の中を 一人歩けば
枯葉が肩で ささやくよ
どうしてだろう このむなしさは
誰かに逢えば しずまるかい
こうして空を 見あげていると
生きてることさえ むなしいよ
これが自由というものかしら
自由になると 淋しいのかい
やっと一人になれたからって
涙が出たんじゃ困るのさ
やっぱり僕は人にもまれて
皆の中で 生きるのさ
人の心は 暖かいのさ
明日はもう一度 ふれたいな
一人ごとです 気にとめないで
ときには こんなに思うけど
明日になるといつもの様に
心を閉ざしている僕さ