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吉田拓郎「自殺の詩」について
「自殺の詩は」は、1971年11月20日に吉田拓郎がリリースしたアルバム『人間なんて』に収録されています。曲名は非常に強烈ですが、内容は“静かな祈りのような美しさ”を湛えた、“孤独・疲労・諦念”を描いた作品です。
日ざし、雲、鳥などの自然描写が多く、“死”を直接描くのではなく、心が空気に溶けていくような感覚が中心で、最後に繰り返される「バイ バイ」が印象的で、“今日という日との別れ”を表現しているのではないかと思われます。
自殺の詩
歌:吉田拓郎/詞:吉田拓郎/曲:吉田拓郎
歩き疲れてしまいました
しゃべりつかれてしまいました
何もかもに疲れて 今日が来ました
けだるい午後の日ざしは 花をしおらせて
道行く人の 言葉も かすんでいました
うつろな心も終りました
かわいた心も終りました
何もかもが終って 今日が来ました
小さな鳥の瞳は かたく閉ざされて
流れる雲に包まれる 自分を見ました
バイ バイ バイ バイ
今日のすべて バイ バイ