MENU
吉田拓郎「となりの町のお嬢さん」について
「となりの町のお嬢さん」は、1975年に吉田拓郎がリリースしたシングルです。フォーライフ・レコード設立後、初めて発売されたシングルでもあり、彼にとっても大きな節目の作品となっています。
となり町からやってきた都会的な女性に心を奪われた青年の淡い恋心を描いていて、どこか切なくて、でもちょっとワクワクするような雰囲気があります。オリコンでは週間4位を記録し、19回もチャートに登場するなど、当時とても人気がありました。
となりの町のお嬢さん
歌:吉田拓郎 詞:吉田拓郎 曲:吉田拓郎
となりの町のお嬢さんが
僕の故郷(くに)へやって来た
都会の香りふりまいて
夢を見させてくれたんだ
好きになっちまったんだよ
初めて知った口紅の味
僕の胸は はりさけそう
月夜の晩に誘われて
大人になると 決めたんだ
長い髪は 夜露にぬれて
蒼い月がかわいい女(ひと)の
エクボの上でゆれてるよ
となりの町のお嬢さんに
僕は心も 捧げたい
忘れる事は出来ないよ
白い胸で 眠りたい
好きになっちまったんだよ
すてきな君は町の人だ
いつか帰ると知ってるさ
切符を二枚 買っちまえばいい
二人で恋の汽車ポッポ
夜風が君のうなじをみせる
おもわず僕はかわいい女(ひと)の
くびれた腰を抱きしめる
となりの町のお嬢さんは
僕を残して行っちゃった
約束よりも早い汽車で
何も言わずに帰ったよ
きらいになっちまったのかよ
となりの町の風に乗って
そんなうわさを耳にした
お嫁に行って しまったんだね
娘 心と秋の空
海辺の町は夏の終わりと
すっぱい恋で ミカン色に
知らんふりして 暮れて行く
となりの町のお嬢さんは
今年の夏の忘れ物