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ゆず「幾重」について
「幾重」は、2026年3月11日発売のアルバム『心音』に収録されている“東日本大震災15年・震災伝承ソング”で、失われたものへの想いと、そこから未来へ歩き出す希望を静かに、深く描いた作品です。重ねてきた日々=“幾重”という言葉に、15年の時間と人々の記憶が込められています。
NHK仙台から「震災の経験を未来へつなぐ歌を」と依頼され、ゆずが東北を再訪し、被災地の声を聞きながら制作した楽曲です。
幾重
歌:ゆず/詞:北川悠仁/曲:北川悠仁・原摩利彦
明日の空に手を伸ばす
振り返る昨日は遠い
応える声はなく 風に消えて
静かに海は ただ揺れていました
明かりを灯す日常に
あなたの微笑みが変えた
不意に蘇りひとり 立ち尽くす
いつしか頬を伝い 泣いていました
会いたい 言葉にすれば
届けたい 想いは溢れる
とめどなく
涙 流れて残る 微かな光は
そっと握った あなたの手の温もりのよう
幾重に過ぎゆく日々
何気ない仕草ひとつに
救われていたと気づいた
絡まった糸みたいな 私のこと
解いてくれたのは あなたでした
会えない事に慣れない
町の中 寂しさ募るけど
歩き出す
きっと あなたが見てる そう信じている
春を知る音 川のせせらぎ
とめどなく
涙 流れて残る 確かな光は
まるで重ねた あなたの手の温もりのよう
幾重に過ぎゆく日々
幾重に未来を拓く
聞こえる? 私の声
聞こえる あなたの声
聞こえる 幾重に