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三善英史「雨」について
三善英史の「雨」は、1972年にリリースされた彼のデビュー曲であり、昭和歌謡の名曲として今も語り継がれています。繊細な歌声と哀愁を帯びたメロディが印象的で、“耐える恋”をテーマにした切ないラブソングです。
歌詞は、雨の中で待ち続ける女性の姿を描いており、「雨に濡れながら たたずむ女(ひと)がいる」 という冒頭から始まり、約束を信じて耐える恋心が繊細に綴られています。恋の儚さ、悲しさ、そして強さが静かに胸を打ちます。
この曲は、昭和の“雨の歌”の代表格とも言える存在で、恋の切なさを静かに語る楽曲です。三善英史の透明感ある歌声が、雨の情景と見事に重なり、聴く人の心に深く染み渡ります。
雨
歌:三善英史 詞:千家和也 曲:浜圭介
雨に濡れながら たたずむ人がいる
傘の花が咲く 土曜の昼下がり
約束した時間だけが からだをすりぬける
道行く人は誰ひとりも 見向きもしない
恋はいつの日も 捧げるものだから
じっと耐えるのが つとめと信じてる
雨にうたれても まだ待つ人がいる
人の数が減る 土曜の昼下がり
約束した言葉だけを 幾度もかみしめて
追い越す人にこずかれても 身動きしない
恋はいつの日も はかないものだから
じっと耐えるのが つとめと信じてる
約束した心だけが 涙によみがえる
見知らぬ人が あわれんでも答えもしない
恋はいつの日も 悲しいものだから
じっと耐えるのが つとめと信じてる