MENU


    松村和子「帰ってこいよ」について

    松村和子の「帰ってこいよ」は、1980年にリリースされたデビュー曲であり、演歌界に新風を巻き起こした名曲です。津軽三味線をギターのように弾きながら歌うという異色のスタイルで、当時18歳だった松村和子は一躍注目を集めました。青森県・岩木山を舞台にしたご当地ソングでもあり、望郷と恋心が交錯する切ない歌詞が印象的です。
    歌詞には「お岩木山」「白いリンゴの花かげ」など、青森の風景がちりばめられ、故郷に残した恋人への想いが切々と綴られています。 「帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ」という繰り返しは、聴く者の心に強く残るフレーズで、望郷演歌の王道を行く構成です。「帰ってこいよ」は、ただの懐メロではなく、演歌の枠を超えた“魂の叫び”とも言える一曲です。


    帰ってこいよ
    歌:松村和子 詞:平山忠夫 曲:一代のぼる

    きっと帰って くるんだと
    お岩木山で 手を振れば
    あの娘は小さく うなずいた
    茜の空で 誓った恋を
    東京ぐらしで 忘れたか
    帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ

    白いリンゴの  花かげで
    遊んだ頃が なつかしい
    気立てのやさしい 娘だったよ
    お前の嫁に 欲しかったねと
    おふくろ今夜も ひとりごと
    帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ

    可愛いあの娘の  帰る日を
    お岩木山で 今日もまた
    津軽の風と 待っている
    忘れはしまい あの約束の
    こんなにきれいな 茜(あかね)空
    帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ







    Chord Diagram