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松山千春「ふるさと」について
「ふるさと」は、松山千春が1981年9月21日にリリースした11枚目のシングルで、“都会で生きる若者の孤独と、故郷への切ない想い”を描いたフォークソングです。「長い夜」のロック路線から一転し、千春本来の温かく内省的な世界観が強く表れた作品です。
この曲の主人公は、都会で一人暮らしをする若者で、日々の生活に馴染めず、「ふるさとを隠そうとするほど、逆に滲み出てしまう不器用さ」が描かれています。
ふるさと
歌:松山千春/詞:松山千春/曲:松山千春
喫茶店でほおづえついて
誰か待つよなふりをして
タバコの煙目にしみただけ
こぼれる涙ぬぐおうともせず
いなか者とは悟られぬ様
3杯目のコーヒー頼んだ
いくら何でも3杯飲めば
それもしっかり飲みほせば
店の雰囲気冷たい視線
気まずい思いかみしめて
いやだいやだ とつぶやきながら
人の波にのまれる
夢なら今もこの胸の中
深くとじこめたまま
深くとじこめたまま
緑の電車とびのる様に
街は灯をともしだす
電車の窓に息をふきかけ
指でなぞった故郷と
おされて気づきあわてて消した
小さく書いた故郷
電車を降りていつもの道を
ひとりトボトボ歩きだす
幸せそうな灯がもれる
一家だんらん笑い声
淋しくはない 空を見上げた
星はにじんで輝く
夢なら今もこの胸の中
深くとじこめたまま
深くとじこめたまま
急いで捜す公衆電話
百円玉の黄色いやつ
声がきこえる父さん母さん
強く受話器を握りしめ
帰りたいさ 今すぐにでも
それがいえずにそれじゃ又
夢なら今もこの胸の中
深くとじこめたまま
深くとじこめたまま