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堀内孝雄・滝ともはる「南回帰線」について
「南回帰線」は、1980年4月25日に発売された「堀内孝雄」と「滝ともはる」のデュエットソングです。この曲は、サントリービールのCMソングとして使われ、大きなヒットとなりました。
当時、フォークグループ「アリス」の絶頂期にソロ活動もしていた堀内孝雄と、まだ新人だったフォークシンガーの滝ともはるという、珍しい組み合わせが話題を呼びました。アフリカを舞台にした壮大なCM映像と、男の友情を力強く歌い上げるこの曲が見事にマッチし、多くの人々の心をつかみました。
「南回帰線」の歌詞は、夢を追い求める男たちの生き様や、熱い友情をテーマにしています。
「若さとは幸せを疑いながら 生きること」というフレーズは、多くの若者の共感を呼びました。理想と現実の間で葛藤しながらも、前に進もうとする男たちの姿が描かれています。
堀内孝雄と滝ともはるの力強く、骨太な歌声が、楽曲の世界観をより一層引き立てています。この曲は、オリコンチャートで週間最高4位を記録し、37.5万枚を売り上げる大ヒットとなりました。今もなお、日本のフォークソング史に残る名曲として愛され続けています。
南回帰線
歌:堀内孝雄・滝ともはる 詞:山川啓介 曲:堀内孝雄
君だけに生きて行けたら どんなにかいいだろう
男は夢に追われる 孤独なランナー
ありがとう 君は故郷 心やすらぐ香りを
無理やり愛の目かくし ほどく俺は罪人
若さとは幸せを 疑いながら生きること
追いかける夢が あるかぎり
今は遠いあいつも ライバル同士さ
君がもし妹だったら この胸も痛まない
優しいやつに出会えと 笑って言えるのに
転がる石に戻って 夢を食べて生きるさ
南回帰線を越えれば 過去はみな蜃気楼
若さとは魂が 野生の歌を歌うこと
追いかける夢が あるかぎり
この命そっくり 明日に賭けるさ
若さとは幸せを 疑いながら生きること
追いかける夢が あるかぎり
今は遠いあいつも ライバル同士さ