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ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」について
「アゲハ蝶」(ポルノグラフィティ)は、2001年6月27日リリースのシングルで、当時のポルノグラフィティを一気に国民的な人気へ押し上げたヒット曲で、タイアップは資生堂「ティセラ」のCMです。
タイトルだけを見ると、蝶が舞うような爽やかな夏の歌を想像しますが、歌詞の中身をよく見ると、孤独で切ない恋愛の歌です。主人公は、愛する女性を追いかけていますが、その女性との距離は縮まらない。むしろ、「愛しているのに、相手の心には入れない」というもどかしさがあります。蝶は美しく、自由に飛んでいき、捕まえようとしても、手の届かないところへ行ってしまう。そのイメージが、主人公にとっての愛する女性と重なります。つまり、追いかけても捕まえられない存在として「蝶」が使われています。さらに蝶は、花から花へと自由に飛び回り、一人の場所に留まらない。そこにも、主人公が感じている恋愛の不安定さが重なっています。
アゲハ蝶
歌:ポルノグラフィティ/詞:ハルイチ/曲:ak homma
ヒラリヒラリと舞い遊ぶように 姿見せたアゲハ蝶
夏の夜の真ん中 月の下
喜びとしてのイエロー 憂いを帯びたブルーに
世の果てに似ている漆黒の羽
旅人に尋ねてみた どこまで行くのかと
いつになれば終えるのかと
旅人は答えた 終わりなどはないさ
終わらせることはできるけど
そう じゃあ お気をつけてと
見送ったのはずっと前で
ここに 未だ還らない
彼が僕自身だと気付いたのは
今更になってだった
あなたに逢えた それだけでよかった 世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった 世界が表情を変えた
世界の果てでは空と海が交じる
詩人がたったひとひらの 言の葉に込めた
意味をついに知ることはない
そう それは友に できるならあなたに
届けばいいと思う
もし これが戯曲なら
なんてひどいストーリーだろう
進むことも 戻ることも
できずに ただひとり舞台に立っているだけ
なのだから
あなたが望むのなら この身など いつでも差し出していい
降り注ぐ火の粉の盾になろう
ただそこに一握り残った僕の想いを
すくい上げて心の隅において
あなたに逢えた それだけでよかった 世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった 世界が表情を変えた
世界の果てでは空と海が交じる
荒野に咲いたアゲハ蝶 揺らぐその景色の向こう
近づくことはできないオアシス
冷たい水をください できたら愛してください
僕の肩で羽を休めておくれ