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BORO「大阪で生まれた女」について
「大阪で生まれた女」は、1979年8月1日に発売された彼の2枚目のシングルです。
BOROが大阪・北新地で弾き語りをしていた頃、客から「自分たちが歌える大阪の歌がない」という不満を聞き、それに答える形で制作されました。
上田正樹の「悲しい色やね」と並び、大阪のご当地ソングの代表曲とされ、BORO自身も「大阪の国歌」と呼んでいます。
タイトル通り、「大阪で生まれた女」が、高校時代に出会った恋人との日々を綴る物語です。夢を追って東京へ上京する彼についていくものの、最終的には別れを選び、大阪に戻るというストーリーが描かれています。
元々は18番まである約34分にも及ぶ大作でした。シングル版では、その中の4番と6番の歌詞を抜粋して構成されており、当時の世相を反映した「ディスコ」というキーワードが含まれています。
「大阪で生まれた女」はBOROの最大のヒット曲となり、1979年には第12回 日本有線大賞最優秀新人賞を受賞しました。
2015年には、ファンからの続編を望む声に応え、さらに続きの歌詞(19番から21番)を追加した新バージョンが発表されました。これは、主人公の女性が61歳になり、娘の家族とともに大阪の街を歩く様子が描かれています。
大阪で生まれた女
歌:BORO 詞:BORO 曲:BORO
踊り疲れた ディスコの帰り
これで青春も終わりかなとつぶやいて
あなたの肩を ながめながら
やせたなと思ったら泣けてきた
大阪で生まれた女やさかい
大阪の街よう捨てん
大阪で生まれた女やさかい
東京へはようついていかん
踊り疲れた ディスコの帰り
電信柱にしみついた夜
たどりついたら 一人の部屋
裸電球をつけたけど又消して
あなたの顔を 思い出しながら
終わりかなと思ったら泣けてきた
大阪で生まれた女やけど
大阪の街を出よう
大阪で生まれた女やけど
あなたについて行こうと決めた
たどりついたら 一人の部屋
青春に心をふるわせた部屋
大阪で生まれた女が今日
大阪をあとにするけど
大阪は今日も活気にあふれ
又どこからか人が来る
ふり返ると そこは 灰色の街
青春のかけらを おき忘れた街
青春のかけらを おき忘れた街