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布施明「積木の部屋」について
布施明の「積木の部屋」は、1974年3月10日にリリースされたシングルです。
この曲は、彼が「シクラメンのかほり」でミリオンセラーを達成する前の代表作で、オリコン週間チャートでは最高4位、年間ランキングでは9位を記録するなど大ヒットしました。また、第16回日本レコード大賞では歌唱賞を受賞し、同年のNHK紅白歌合戦にも出場しています。
歌詞は、狭い部屋で始まった恋人同士の暮らしと、別れに向かう切ない心情を描いていて、まるで短編映画のようなドラマ性があります。西日が差し込む部屋、リンゴをかじりながら語り合う夜、そして別れの予感・・・情景が浮かぶような美しい表現が魅力的な曲です。
積木の部屋
歌:布施明 詞:有馬三恵子 曲:川口真
いつの間にか君と暮しはじめていた
西日だけが入るせまい部屋で二人
君に出来ることはボタン付けとそうじ
だけど充ち足りていた
やりきれぬ淋しさも愚痴も
おたがいのぬくもりで消した
もしもどちらかもっと強い気持ちでいたら
愛は続い ていたのか
リンゴかじりながら語り明かしたよね
愛はあれから何処へ
二人ここを出てもすぐに誰か住むさ
僕らに似た若い恋人かもしれない
きれい好きな君がみがきこんだ窓に
どんな灯りがともる
限りないもめごとも嘘も
別れだとなればなつかしい
もしもどちらかもっと強い気持ちでいたら
愛は続い ていたのか
こんな終り知らず部屋をさがした頃
そうさあの日がすべて
そうさあの日がすべて