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ビートたけし「浅草キッド」について
「浅草キッド」は、ビートたけしが1986年に発表した楽曲で、浅草での芸人下積み時代を描いた自伝的な歌です。
「仲見世のくじら屋」「煮込み」「客が二人の演芸場」などのフレーズは、実際の浅草の店や演芸場をモデルにしており、貧しい中で背広や蝶ネクタイを揃え、客が二人しかいない演芸場で芸を磨いた日々を語っています。
「浅草キッド」は、ビートたけしの芸人としての青春と浅草の下積み時代を刻んだ歌であり、彼の人生観や芸人魂を伝える作品です。芸人仲間との友情、貧しさの中で夢を追い続けた姿が、シンプルなメロディと共に心に響きます。
浅草キッド
歌:ビートたけし/詞:ビートたけし/曲:ビートたけし
お前と会った 仲見世の
煮込みしかない くじら屋で
夢を語った チューハイの
泡にはじけた 約束は
灯りの消えた 浅草の
コタツ一つの アパートで
同じ背広を 初めて買って
同じ形の チョウタイ作り
同じ靴まで 買う金は無く
いつも笑いの ネタにした
いつか売れると 信じてた
客が二人の 演芸場で
夢をたくした 100円を
投げて真面目に 拝んでる
顔にうかんだ おさなごの
無垢(むく)な心に またほれて
一人たずねた アパートで
グラスかたむけ なつかしむ
そんな時代も あったねと
笑う背中が ゆれている
夢はすてたと 言わないで
他にあてなき 二人なのに
夢はすてたと 言わないで
他に道なき 二人なのに