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    日吉ミミ「世迷い言」について

    日吉ミミの「世迷い言」は、1978年に放送されたTBSドラマ『ムー一族』の挿入歌として制作された楽曲です。作詞は阿久悠、作曲は中島みゆきという豪華なコンビによる作品で、回文を取り入れたユニークな歌詞が特徴です。
    この曲の最大のポイントは、「世の中バカなのよ」という回文等の言葉遊びが使われていることです。ナンセンスでシュールな雰囲気を持ちながらも、どこか哀愁を感じさせるメロディと歌唱が印象的です。ドラマの中では、小料理屋のシーンなどで日吉ミミが明るく歌う場面があり、視聴者の記憶にも残る演出となりました。大ヒットには至りませんでしたが、阿久悠自身が「売れなかったがなぜか愛しい歌」と語るほど、時代の空気を巧みに捉えた作品です。
    中島みゆきも後にセルフカバーしており、彼女らしい世界観が色濃く反映された楽曲として、今でも根強いファンに愛されています。


    世迷い言
    歌:日吉ミミ 詞:阿久悠 曲:中島みゆき

    窓打つ木枯し みぞれがまじる
    デジタル時計が カタリと変わる
    もしや あんたが 帰って来たのかと
    ベッドをおりたら 出るくしゃみ

    変なくせだよ 男にふられたその後は
    なぜだか きまって 風邪をひく

    真夜中 世の中 世迷い言
    上から読んでも 下から読んでも
    ヨノナカバカナノヨ

    みかんをむく指 黄色く染まる
    忘れたマニキュア はがれて落ちる
    とても あんたにゃ ついていけないわと
    無理して笑えば 出るくしゃみ

    嫌なくせだよ せいせいしている筈なのに
    背中を 寒気が かけぬける

    真夜中 世の中 世迷い言
    上から読んでも 下から読んでも
    ヨノナカバカナノヨ

    変なくせだよ 男にふられたその後は
    なぜだか きまって 風邪をひく

    真夜中 世の中 世迷い言
    上から読んでも 下から読んでも
    ヨノナカバカナノヨ






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