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はしだのりひことクライマックス「沈黙」について
「沈黙」(はしだのりひことクライマックス)は、1972年1月10日発売のシングルです。広く知られている「花嫁」が、若い男女の旅立ちを明るく描いたフォークソングだったのに対して、「沈黙」はもっと内省的で、影のある世界を持った楽曲です。
はしだのりひことクライマックスというと、「花嫁」の印象が強いのですが、「沈黙」を聴くと、「こんなに静かで大人っぽい歌も歌っていたんだ」と感じます。「何かを言いたいのに言葉にならない。」「言葉にするより、黙っていることのほうが強い。」そんな感情を歌にしたような雰囲気を持っています。
沈黙
歌:はしだのりひことクライマックス/詞:端田省洋/曲:端田宣彦
色あせた街の空 見上げても 涙さえ
こみ上げてこない
枯葉の散る音にも 心は動かない
あまりに疲れて
信じきれずに全てを 捨ててしまい
人は深い眠りに ただ落ちてゆく
光の消えた街 いつか夜がふけゆく
朝もやに目ざめても ほほえみ 浮かべずに
ただつぶやくだけ
ビルの窓辺濡らす 風の音だけが
何かさけんでる
生きるための戦い もう忘れたのか
生きることの悲しみに 敗れたのか
夢の消えた街 いつか朝があけゆく