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野口五郎「19:00の街」について
「19:00の街」は、1983年1月25日にリリースされた野口五郎の43枚目のシングルです。この曲は、MBS・TBS系のテレビドラマ『誰かが私を愛してる』の主題歌として使われ、B面の「誰かが私を愛してる」は挿入歌になっています。霧雨に包まれた都会の風景を背景に、愛の儚さやすれ違いを描いた歌詞が印象的で、都会的で少し切ない雰囲気が漂っています。
オリコンでは最高16位を記録し、ザ・ベストテンでは5位にランクインするなどのヒット曲となりました。この曲で彼は、1983年のNHK紅白歌合戦に出場しています。
19:00の街
歌:野口五郎 詞:伊藤薫 曲:筒美京平
霧雨降る ガラス越しに 19:00の街
低い雲 たち込めて 摩天楼包んで
都会は海 人は砂漠 愛は蜃気楼
ためらいも 戸惑いも すてて来たのに
ああ 時間ばかり ついやしてた いたずらに
あなたの 心の中に
傷ひとつも 残せないで 愛と呼べる はずもない
絡んだ 運命(さだめ)のきずな
光と影 線を描き 車が過ぎる
うつむいて 二本目の 煙草に火をつけ
女は息 男は汗 夜を重ねて
わかり合い くい違い 生きる旅人
ああ 時間ばかり ついやしてた いたずらに
あなたの 心の中に
傷ひとつも 残せないで 愛と呼べる はずもない
絡んだ 運命(さだめ)のきずな
滲むように 浮かびあがる 19:00の街
肩先の 凍てついた しずくさえ そのままでひとり