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    西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」について

    この曲は、西田敏行主演のテレビドラマ『池中玄太80キロ』の劇中歌として制作されました。ドラマの人気と相まって、楽曲も大ヒットを記録し、第23回日本レコード大賞の金賞を受賞しました。
    作詞家の阿久悠は、不器用で、なかなか自分の気持ちをうまく伝えられない男の心情を、ドラマの主人公・池中玄太のキャラクターに重ねて歌詞にしました。「もしもピアノが弾けたなら、思いのすべてを歌にして、きみに伝えることだろう」という、シンプルでありながらも切実な願いが多くの人の共感を呼びました。
    当時、コミカルな役柄で人気を博していた西田敏行が、この曲で見せた温かくも切ない歌声は大きな反響を呼びました。俳優としての幅の広さを示す一曲となり、彼の歌い手としての地位も確立しました。
    リリースから40年以上経った現在も、多くの人々に愛され、カラオケの定番曲としても歌われ続けています。彼の逝去後、この曲は改めて注目を集め、音楽配信サイトのランキングで上位に浮上するなど、時代を超えた名曲であることが再認識されました。
    「もしもピアノが弾けたなら」は、単なる流行歌に留まらず、多くの人々の心に寄り添うメッセージソングとして、今もなお輝き続けています。


    もしもピアノが弾けたなら
    歌:西田敏行 詞:阿久悠 曲:坂田晃一

    もしも ピアノが弾けたなら
    想いのすべてを 歌にして
    君に伝える ことだろう

    雨が降る日は 雨のよに
    風吹く夜には 風のように
    晴れた朝には 晴れやかに

    だけど僕には ピアノがない
    君に 聴かせる腕もない
    心はいつでも 半開き
    伝える 言葉が 残される
    アアアー アア アアアー アア
    アアアー 残される

    もしも ピアノが弾けたなら
    小さな灯りを ひとつつけ
    君に聴かせる ことだろう

    人を愛した 喜びや
    心が通わぬ 悲しみや
    おさえきれない 情熱や

    だけど僕には ピアノがない
    君と 夢みることもない
    心はいつでも からまわり
    聴かせる 夢さえ 遠ざかる
    アアアー アア アアアー アア
    アアアー 遠ざかる






    Chord Diagram