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中条きよし「うそ」について
中条きよし「うそ」は、1974年にリリースされた彼の再デビューシングルであり、演歌・ムード歌謡の名曲として今なお語り継がれています。作詞は山口洋子、作曲は平尾昌晃。ホステスとの恋模様を描いた実話をもとにした歌詞は、切なさと愛情が交錯する深いドラマを感じさせます。
発売当初は鳴かず飛ばずだった中条きよしが、この曲で一躍スターに。オリコン年間3位、150万枚以上の売上を記録し、紅白歌合戦にも初出場しました。この曲は、ただの失恋ソングではなく、「嘘」の裏にある人間の弱さや優しさを描いた、心に残る一曲です。
うそ
歌:中条きよし 詞:山口洋子 曲:平尾昌晃
折れた煙草の 吸いがらで
あなたのうそが わかるのよ
誰かいい女(ひと) できたのね できたのね
ああ 半年あまりの恋なのに
ああ エプロン姿がよく似合う
爪もそめずにいてくれと
女があとから泣けるよな
かなしいうその つける人
あなた残した わるいくせ
夜中に電話 かけるくせ
鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ
ああ 一緒になる気もないくせに
ああ 花嫁衣装はどうするの
僕は着物が好きだよと
あついくちづけくれながら
つめたいうその つける人
ああ あんまり飲んではいけないよ
ああ 帰りの車も気をつけて
ひとりの身体じゃないなんて
女がほろりとくるような
やさしいうその うまい人