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中島みゆき「糸」について
「糸」は、中島みゆきが1992年にアルバム『EAST ASIA』で発表した楽曲で、1998年には両A面シングル「命の別名/糸」としてもリリースされました。人と人との「縁」や「絆」をテーマにした、深く心に響くバラードです。
歌詞では、「縦の糸はあなた、横の糸は私」という表現を通して、人生の中で出会う人々が織りなす布のような関係性を描いています。この布が「誰かを暖めたり、傷をかばったりするかもしれない」と語られていて、聴く人の心に優しく寄り添ってくれるような一曲です。
糸
歌:中島みゆき 詞:中島みゆき 曲:中島みゆき
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつめぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は仕合わせと呼びます