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中島みゆき「あたいの夏休み」について
「あたいの夏休み」、1986年6月5日に発売された中島みゆきの18作目のシングルで、“切なさ”と“ユーモア”が混ざり合った、ちょっと特別な楽曲です。
主人公は“夏休み”をただの季節イベントとしてではなく、「今の自分を一度リセットしたい」という願望の象徴として扱っています。「うまくいかない日々」「期待される役割に疲れた自分」「どこかへ逃げたい気持ち」「でも、逃げた先でも自分は自分」そんな“どうしようもなさ”を、軽口のような語りで包んでいるのがこの曲の魅力です。
あたいの夏休み
歌:中島みゆき/詞:中島みゆき/曲:中島みゆき
短パンをはいた付け焼刃レディたちが
腕を組んでチンピラにぶらさがって歩く
ここは別荘地 盛り場じゃないのよと
レースのカーテンの陰 ささやく声
お金貯めて3日泊まるのが夏休み
週刊誌読んでやって来れば数珠つなぎ
冷めたスープ放り投げるように飲まされて
二段ベッドでも あたいの夏休み
サマーヴァケイション あたいのために
サマーヴァケイション 夏ひるがえれ
新聞に載るほど悪いこともなく
賞状を貰うほどえらいこともなく
そしてゆっくりと一年は過ぎてゆく
やっと3日貰えるのが夏休み
貴賓室のドアは金文字の VIP
覗きこんでつまみ出されてる夏休み
あたいだって町じゃ捨てたもんじゃないのよと
慣れた酒を飲んで酔う十把ひとからげ
サマーヴァケイション あたいのために
サマーヴァケイション 夏ひるがえれ
だけどあたいちょっとこの夏は違うのよね
昨夜買った土産物屋のコースター
安物だけど自分用じゃないもんね
ちょっとわけありで今年の夏休み
悲しいのはドレスが古くなること
悲しいのはカレーばかり続くこと
だけどもっと悲しい事は一人泣き
だから あたいきっと勝ってる夏休み
サマーヴァケイション あたいのために
サマーヴァケイション 夏ひるがえれ
サマーヴァケイション あたいのために
サマーヴァケイション 夏ひるがえれ