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    中島みゆき「ピエロ」について

    中島みゆきの楽曲「ピエロ」は、1979年にリリースされたシングル「りばいばる」のB面として収録された作品で、彼女らしい深い人間描写と孤独感がにじむ名曲です。作詞・作曲はもちろん中島みゆき本人。編曲は戸塚修が手がけています。
    「ピエロ」は、過去に囚われた人間の心情を描いた楽曲で、酒や思い出、傷といったモチーフが繰り返されます。歌詞の一節「思い出の部屋に住んでちゃいけない」「かまれた傷には麻酔が必要」などから、痛みを抱えながらも前に進もうとする姿が浮かび上がります。
    ピエロというタイトルが象徴するように、表では笑いながら、内面では涙を流すような人物像が描かれており、聴く人の心に静かに刺さる作品です。


    ピエロ
    歌:中島みゆき 詞:中島みゆき 曲:中島みゆき

    思い出の部屋に 住んでちゃいけない
    古くなるほど 酒は甘くなる
    えらそうに俺が 言うことでもないけど
    出てこいよ さあ 飲みにゆこうぜ

    かまれた傷には 麻酔が必要
    俺でも少しは 抱いててやれるぜ

    思い出の船を おまえは降りない
    肩にかくれて 誰のために泣く
    まるで時計か ゆりかごみたいに
    ひとりで俺は さわぎ続ける

    飲んでりゃ おまえも うそだと思うか
    指から鍵を奪って 海に放り投げても

    飲んでりゃ おまえも うそだと思うか
    指から鍵を奪って 海に放り投げても







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