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    中島みゆき「悪女」について

    「悪女」は、中島みゆきが1981年10月21日にリリースした11枚目のシングルで、オリコン週間1位を獲得し、累計80万枚以上を売り上げました。
    主人公の女性は、恋人が他の女性に心を移したことを知り、自ら嫌われるように振る舞う「悪女」になろうとする姿を描いています。「行かないで」という本音を隠しながら、わざと冷たく振る舞う切なさがテーマです。
    1977年の「わかれうた」に続き、1980年代でもオリコン1位を獲得したことで、中島みゆきが時代を超えてヒットメーカーであることを証明しました。80年代初頭はレコード・CDセールスがまだ爆発的ではなかった時代で、80万枚超の売上は異例の大ヒットでした。


    悪女
    歌:中島みゆき/詞:中島みゆき/曲:中島みゆき

    マリコの部屋へ 電話をかけて
    男と遊んでる芝居 続けてきたけれど
    あの娘(こ)もわりと 忙しいようで
    そうそうつきあわせても いられない

    土曜でなけりゃ 映画も早い
    ホテルのロビーも いつまで居られるわけもない
    帰れるあての あなたの部屋も
    受話器をはずしたままね 話し中

    悪女になるなら 月夜はおよしよ 素直になりすぎる
    隠しておいた言葉がほろり こぼれてしまう「行かないで」
    悪女になるなら 裸足で夜明けの電車で泣いてから
    涙ぽろぽろ ぽろぽろ 流れて涸れてから


    女のつけぬ コロンを買って
    深夜のサ店の鏡で うなじにつけたなら
    夜明けを待って 一番電車
    凍えて帰れば わざと捨てゼリフ

    涙も捨てて 情も捨てて
    あなたが早く私に 愛想を尽かすまで
    あなたの隠す あの娘(こ)のもとへ
    あなたを早く 渡してしまうまで

    悪女になるなら 月夜はおよしよ 素直になりすぎる
    隠しておいた言葉がほろり こぼれてしまう「行かないで」
    悪女になるなら 裸足で夜明けの電車で泣いてから
    涙ぽろぽろ ぽろぽろ 流れて涸れてから






    Chord Diagram