「標準Ver.」はこちら

       
    MENU


    中村雅俊「時」について

    「時」は中村雅俊が1976年にリリースしたシングルです。人生や思い出、時間の流れをテーマにした叙情的な楽曲です。
    この作品は、恋愛や人生の儚さを、潮騒や花の香りなど自然のイメージを交えて表現しているのが特徴です。



    歌:中村雅俊/詞:塚原将/曲:小椋佳

    街角で偶然に出あった
    とても とても 遠い日
    ほんの少し首をかしげて
    微笑む癖覚えていました

    手にすくった巻貝に
    聞こえた白い潮騒が
    あなたのまわりに聞こえます

    時に長さがあるなんて
    だれが告げたのですか
    僕はあの日の君の姿
    今も見つめることができるのに

    街角で偶然に出あった
    とても とても 遠い日
    君の好きな色は変わらず
    淡い淡い紫でしたね

    いつか手紙に書くはずの
    朝まで捜した言の葉は
    今でも心に住んでいます

    時がすべて流すなんて
    だれが言ったのですか
    ひとり逃げた冬の海の
    波の冷たさが僕の手の中にある

    街角で偶然に出あった
    とても とても 遠い日
    幸せを尋ねる戸惑い
    どうしてか聞けない僕です

    開いたばかりの花の香の
    春のどやかなひろがりが
    あなたのまわりにさざめいてます

    時はもとに戻れないと
    だれが決めたのですか
    心の中にあこがれが
    今もふくらんでゆくと感じているのに






    Chord Diagram