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    中村雅俊「白い寫眞館」について

    「白い寫眞館」は中村雅俊が1974年にリリースした楽曲です。
    主人公がかつて過ごした街にある「白い寫眞館」を回想する形で物語が展開します。初恋の記憶と切ない感情を描いた作品です。


    白い寫眞館
    歌:中村雅俊/詞:伊藤アキラ/曲:クニ河内

    あの街には まだあるのだろうか
    白いペンキの 小さな写真館
    窓には女学生の 写真がひとつ
    額に飾ってあった

    その黒髪は かすかにゆれ
    うすむらさきの 日暮に溶けた
    そのほほえみを 見つめた時
    わがまなざしは 炎と燃えた

    それがあいつの 恋人だとは
    その時 少しも 気づかなかった

    あの街には まだあるのだろうか
    白い花咲く 垣根の写真館
    神社の祭の夜 あいつは言った
    会わせる人がいると

    暗い境内 鳥居のわき
    なぜかそこだけ 明るく見えた
    そのほほえみを 見つめた時
    わがおどろきは 冷たく覚めた

    それが写真の あの人であり
    間もなく ふたりは 婚約をした

    わがふるさとは はるかな街
    わが初恋は 美しいまま

    額の写真を 見ないでいたら
    まだあの街に いたのだろうか






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