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中村雅俊「俺たちの旅」について
この曲は、1975年10月10日にリリースされた中村雅俊の4枚目のシングルで、自身が主演した同名のテレビドラマ『俺たちの旅』の主題歌です。
作詞・作曲は、シンガーソングライターの小椋佳が手掛け、歌詞は、旅に出た若者の心象風景や、夢を追いかける姿を繊細に描いています。「夢の坂道」や「夢の夕陽」といった叙情的な表現が印象的です。
ドラマ『俺たちの旅』は、三人の若者(カースケ、オメダ、グズ六)が繰り広げる青春群像劇で、この曲はドラマの世界観と見事に合致し、多くの視聴者の心に深く響きました。
「俺たちの旅」は、ドラマの大ヒットとともにミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。中村雅俊は、この曲で歌手としても不動の地位を築きました。
特に、ドラマの挿入歌である「ただお前がいい」も同様に人気を博し、合わせて中村雅俊の代表曲として広く知られています。
この曲は、単なるドラマ主題歌に留まらず、70年代の若者たちの「自分探しの旅」という普遍的なテーマを象徴する一曲として、現在でも多くの人々に愛され続けています。
俺たちの旅
歌:中村雅俊 詞:小椋佳 曲:小椋佳
夢の坂道は 木の葉もようの石ただみ
まばゆく白い 長い壁
足あとも影も 残さないで
たどりつけない山の中へ
続いている ものなのです
夢の夕陽は コバルト色の空と海
まじわってただ遠い果て
かがやいたという 記憶だけで
ほんの小さな一番星に
追われて消える ものなのです
背中の夢に 浮かぶ小舟に
あなたが いまでも 手をふるようだ
背中の夢に 浮かぶ小舟に
あなたが いまでも 手をふるようだ
夢のかたらいは 小麦色した帰り道
畑の中の もどり道
ウォーターメロンの 花の中に
かぞえきれない 長い年月
うたたねをする ものなのです
背中の夢に 浮かぶ小舟に
あなたが いまでも 手をふるようだ
背中の夢に 浮かぶ小舟に
あなたが いまでも 手をふるようだ