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長渕剛「銀色の涙とタバコの煙」について
「銀色の涙とタバコの煙」は、1981年10月1日リリースのアルバム『Bye Bye』に収録された、長渕の“静かな叙情性”が美しく表現された作品のひとつです。
歌詞は、帰ってこない恋人を待ち続ける男性の孤独な一夜を描いた“モノローグ”形式で、「暗い部屋で、帰らない恋人を待ちながらタバコを吸う」「ガスコンロの上のやかんがシューシューと音を立てる」「窓越しの空に蒸気が流れていく」「悲しさのあまり“銀色の涙”がこぼれ落ちる」「コタツで眠り、また朝を迎える」「そしてまたタバコに火をつける」、この“何も起きない一夜”の描写が、深い喪失感と孤独を際立たせています。
銀色の涙とタバコの煙
歌:長渕剛/詞:長渕剛/曲:長渕剛
いつものように僕は
暗いひとりのこの部屋で
帰ることない 君を待って
待ちわびた顔でタバコをふかす
ガスコンロの上のやかんは
シューシュー音を立てて
窓ごしの空に 蒸気の粒が
また ひとつひとつ流れて落ちた
その日の夕暮れは とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そして 陽は沈み まわりの家の
窓ガラスに灯(あかり)がともった
それから僕は朝を待って
いつの間にかコタツの
中でスヤスヤ夢の中
明るい陽ざしがまぶたの上に
その日の夜明けも とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そして また僕は タバコに火をつけ
しけた気分で プカプカ吸いはじめた
その日の夜明けも とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そして また僕は タバコに火をつけ
しけた気分で プカプカ吸いはじめた