MENU
長渕剛「レース」について
「レース」は、長渕剛が1986年に発表したアルバム『STAY DREAM』に収録されています。
極限状態の精神と肉体を描いた衝撃的な曲で、自己との葛藤やプレッシャーに押し潰されそうな主人公の姿が、リアルかつ痛烈に表現されています。
長渕剛の作品の中でも特に内面の葛藤を赤裸々に描いた一曲であり、聴く者に強烈な印象を残します。孤独やプレッシャーに苦しむ人々の心に深く刺さる、魂の叫びとも言える楽曲です。
また、サビの部分で「自分に負けた」と告白する自らを卑下しているのは、本人が病気による入院時に病室で書き上げた曲であるからです。
レース
歌:長渕剛/詞:長渕剛/曲:長渕剛
震えが止まらぬ気の病に犯された Everyday
焼けるような おんぼろなストマック いらつくほどの耳なり
トランキライザー四錠かじっても 眠れない夜を数え
天井へ落ちて行くよな 午前四時の俺
理由もないのに涙がとまらず 強烈な怒りたち
注射針を動脈へおとす いたずら好きな Doctor!
やせこけたほほを鏡にうつして 思わず笑っちまった
言い知れぬ不安が恐怖に 拍車をかけた
負けた 負けた 自分に負けた
負けた 負けた 今度ばかりは
Da Da Da Da…
ためらい隠し走り続けた 180days
誰のために 何のためにと 魂は泣いてた
腰を持ち上げ Morning Sun Shine ホテルの窓ガラスから
また見えない力が俺を引っ張ってた
のどが切れるまでやっちまえと プレッシャーがほざく
俺の結末見てやれと プレッシャーがほざく
ボロボロの 俺の肉体が 魂を拒み始めてた
そんな長いレースに俺はもう うんざりしてた
負けた 負けた 自分に負けた
負けた 負けた 負けた 負けた 今度ばかりは
負けた 負けた 自分に負けた
負けた 負けた 負けた 負けた 初めて負けた
Da Da Da Da…
負けた 負けた