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    長渕剛「カラス」について

    長渕剛の「カラス」は、1990年にリリースされたアルバム『JEEP』に収録されている楽曲です。この曲は、都会に生きる人々の孤独や葛藤を、カラスに重ねて描いた深いメッセージソングです。
    貧しさや孤独、信じた人に裏切られる痛みなど、リアルで切実な感情が込められており、「俺達は都会に群れをなすカラスだ」というフレーズが象徴的です。夕焼けを見て涙がこぼれる場面など、感情の揺れがとても繊細に表現されています。


    カラス
    歌:長渕剛 詞:長渕剛 曲:長渕剛

    執念深い貧乏症が
    情けねえほどしみついてる
    ボロ着を丸めた枕で眠った

    真っ黄色に錆びついた
    カミソリを畳に突き刺し
    「夢」と書いてよじれるほど笑った

    黒いカラスよお前は寂しくはないか
    銭だ銭だと損か得かで日が暮れてゆく
    俺達は都会に群れをなすカラスだ
    わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる

    露骨に人間(ひと)を信じたら
    足の裏でけっ飛ばされた
    公衆便所に落書きをした

    イラつく夜に飲んだくれ
    いっせいに寝ぐらへもどる時
    俺はただ一人で空を見上げた

    黒いカラスよお前は寂しくはないか
    一心不乱あの青春に日が暮れてゆく
    俺達は都会に群れをなすカラスだ
    わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる

    俺達の行く先は真っ暗闇と決まっちゃいねぇ
    だけど何だか夕焼け見るとまた泣けてくる
    だけど何だか夕焼け見るとまた泣けてくる






    Chord Diagram