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長渕剛「昭和」について
「昭和」は、1989年のアルバム『昭和』のラストを飾るタイトル曲で、“昭和という時代の終わり”と“自分自身の人生”を重ね合わせた作品です。長渕のキャリアの中でも、時代観・人生観を直接的に語った曲としての位置づけられています。
昭和64年(1989年)に昭和が終わり、平成へ移るタイミングで制作されたため、“時代の終わりを見つめる視点”が強く反映されています。歌詞には「高度経済成長」「車載電話」「湾岸道路」など、昭和後期の風景が登場します。これらは単なる時代描写ではなく、「走り続けた昭和」という巨大なエネルギーの表現として使われています。
昭和
歌:長渕剛/詞:長渕剛/曲:長渕剛
傷つけば傷つくほど優しくなれた
貧しさは大きな力になり
意気地のなさは勇気に変わる
ひねた瞳は真実を欲しがる
真実はとてつもなく激しかった
愛せば愛するほど苦しくなる
はかなさが美しいから
死にたくてもまた歩いた
俺はいま真夜中の湾岸をとばしている
カーラジオ消して受話器を耳にかたむける
進路は東へとお前の声を聞きながら走る
とうとう昭和の歴史が終わった
悲しめば悲しむほど想いやれた
悔しさは大きな力になり
力はいつしか詩になる
許せないのは自分となる
俺はいま受話器を静かに置いた
ああ 吹きすさぶ強く冷たい風に抱かれたい
夜明け前の街が確かに動き始めてる
とうとう昭和の歴史が終わった
夜明け前の街が確かに動き始めてる
とうとう昭和の歴史が終わった