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長渕剛「いつかの少年」について
「いつかの少年」は、1989年3月25日発売のアルバム『昭和』に収録された楽曲で、少年時代の原風景、葛藤、そして「どこから始まりどこで終わるのか」という人生観が刻まれた、彼の自伝的な作品です。
鹿児島での幼少期の記憶を軸に「貧しさ」「家庭の厳しさ」「街への嫌悪」「逃げ出したい衝動」「自分の人生はどこから始まり、どこで終わるのか」といった自己問いかけが描かれています。「突き動かされるあの時のまま そう“いつかの少年”みたいに」というフレーズでは
“少年時代の衝動や純粋さを失わずに生きたい”という長渕のメッセージが込められています。
いつかの少年
歌:長渕剛/詞:長渕剛/曲:長渕剛
俺にとってKAGOSHIMAはいつも泣いてた
ひ弱で不親切で 邪険な街だった
親父とお袋は泥にまみれ銭をうらやみ
そのド真中で俺は打ち震えていた
ごうごうと不安が立ち昇る棲み家を
凍える風が暮らしをすりぬけていった
雨どいを伝う雫を見るのがたまらなく嫌だった
逃げ出したくて想いをかきむしるだけだった
俺の人生はどこから始まり
いったいどこで終わってしまうんだろう
突き動かされるあの時のまま
そう「いつかの少年」みたいに
乾ききれない浴衣がゆれていた
縁側のむこう 遠い記憶がかすんでく
俺は今 ゆれる船の上に立ち
叩きつける 七月の雨を見ている
すべてが一秒ごとに意味深く進んでる
水平線からどてっ腹に陽が昇る
今日と昨日とが激しく違うことを知った今
俺はKAGOSHIMAを突んざく波に捨てた
俺の人生はどこから始まり
いったいどこで終わってしまうんだろう
突き動かされるあの時のまま
そう「いつかの少年」みたいに
俺の人生はどこから始まり
いったいどこで終わってしまうんだろう
突き動かされるあの時のまま
そう「いつかの少年」みたいに