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    長渕剛「時代は僕らに雨を降らしてる」について

    「時代は僕らに雨を降らしてる」は、長渕剛が1982年にリリースした5枚目のオリジナルアルバムのタイトル曲です。
    この楽曲は、閉塞感のある社会に対する若者の怒りや希望を力強く歌い上げた作品で、彼がフォークからロックへと音楽性を広げていく転換期にあたる重要な一曲です。歌詞には「みせかけの平和」「まやかしだらけの街」など、社会への鋭い視点が込められており、時代の矛盾に立ち向かう姿勢が色濃く表れています。このアルバムは、初の海外録音(ロサンゼルス)を含む意欲作で、オリコンチャートでは最高3位を記録しました。 また、同名のコンサートツアーも開催され、初の日本武道館公演も実現しています。


    時代は僕らに雨を降らしてる
    歌:長渕剛 詞:長渕剛 曲:長渕剛

    古いピアノに耳をかたむける
    昔の英雄たちの声が聞こえる
    あれから もうどのくらい たってしまったろう
    何にも教えてもくれずに 去ってしまった
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    みせかけの平和は いつからかそこにすわりこんで
    僕らから 全てのものを取り上げて行った
    途方にくれた僕らに「愛はいりませんか?」
    まやかしだらけの街に 今日もつったったまんま
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    澄んだ青い空の ずっとずっと向こうでは
    真黒い鉄の涙が流れてるという
    それでも僕らはしあわせのベールによりそい
    駅前に散らばるニュースの上を踏みつけている
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    誰もがみんな おなじ足どりでスキップしてさ
    誰もがみんな 昔の風にすがりついてさ
    だけど今度 僕らが窓を たたく番だぜ
    だからおさらば 1969

    青臭いやつだと 笑わば笑うがいい
    僕らの汗は 僕らだけの勲章さ
    小さな肩をかすめた 大きな怒りよ
    もっと もっと 激しく 土の上を転がれ
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    いやでも ひとつづつ みんな大人になってさ
    だまし だまされ 臆病になってきた
    踏み出すことを ためらう 時は終わった
    出航間近の世代が もうそこまで来てる
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    新しいピアノに 耳をかたむける
    どこからか 僕たちだけの唄がきこえる
    これからあと どのくらい 叫び続けよう
    鍵盤に僕らの明日を たたきつけるんだ
    ああ 時代は僕らに 雨を降らしてる

    誰もがみんな おなじ足どりでスキップしてさ
    誰もがみんな 昔の風にすがりついてさ
    だけど今度 僕らが窓を たたく番だぜ
    だからおさらば 1969

    誰もがみんな おなじ足どりでスキップしてさ
    誰もがみんな 昔の風にすがりついてさ
    だけど今度 僕らが窓を たたく番だぜ
    だからおさらば 1969
    だからおさらば 1969
    だからおさらば 1969






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