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長渕剛「勇次」について
「勇次」は、1985年にリリースされた彼の代表的な楽曲のひとつで、青春時代の友情や葛藤を描いたフォークロックの名曲です。タイトルの「勇次」は架空の友人の名前で、彼との思い出を通して“戻れない青春”への切ない想いを歌い上げています。
この曲は、長渕剛が「順子」以来となる人名をタイトルに冠した作品で、彼の原点であるフォークの要素を強く残しながらも、ロックバンド的なアプローチも感じられる仕上がりになっています。歌詞には「ガソリンスタンドの自販機で缶ビールを開けた」など、リアルで泥臭い青春の描写がちりばめられています。
「勇次」はリリース以来、ほぼすべてのライブで演奏されている定番曲です。特に「撃鉄が落とされ」の歌詞の後にクラッカーを鳴らす演出は、ファンとの一体感を生む名場面として知られています。
勇次
歌:長渕剛 詞:長渕剛 曲:長渕剛
嫌になっちまった 腹が立っちまった
理由(わけ)もなく 家を出たんだ
公衆電話から 「勇次」に声をかけ
待ち合わせた 16の夜
ガソリンスタンドの 自動販売機で
缶ビールを開け 二人空をながめた
工場あとの 空地へ続く道で
タバコもみ消し 全てにつばを吐いた
勇次 あの時の 空を忘れちゃいないかい
勇次 あの時の エネルギッシュなお前が欲しい
帰りたい 帰れない 青春と呼ばれた日々に
戻りたい 戻れない 狭間で叫ぶ俺がここにいる
Na Na Na Na Na Na …
Na Na Na Na Na Na …
裏通りのシアター 疲れ果てたダンサー
奴がもたれた レンガの壁に
しみついた汗の においは10年前の
「勇次」お前を 想い出させてくれた
俺たちのプレイグランドに 引いたあの時のライン
6秒フラットで 走るつもりでいたんだ
撃鉄がおとされ 俺たちは駆けぬけた
人生という 見えないゴールへ向かって
勇次 あの時の 空を忘れちゃいないかい
勇次 あの時の エネルギッシュなお前が欲しい
帰りたい 帰れない 青春と呼ばれた日々に
戻りたい 戻れない 狭間で叫ぶ俺がここにいる
Na Na Na Na Na Na …
Na Na Na Na Na Na …