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    長渕剛「僕のギターにはいつも Heavy Gauge」について

    長渕剛の「僕のギターにはいつも Heavy Gauge」は、1983年にリリースされたアルバム『HEAVY GAUGE』に収録されています。この曲は、彼自身の人生観や葛藤、そして希望への決意が込められた深いメッセージソングとなっています。
    東北ツアーを終えて東京へ向かう列車の中での情景や、日常の中にある孤独や無力感、そしてそれを乗り越えようとする心の動きが描かれています。特に「希望がいつもガラス細工なら こわすことから始めてみようか」という一節には、壊すことで新たな一歩を踏み出そうとする強い意志が感じられます。


    僕のギターにはいつも Heavy Gauge
    歌:長渕剛 詞:長渕剛 曲:長渕剛

    僕は今 東北ツアーを終え 東京行きの列車の中
    走り出す駅のこわれたベンチ ネコをだきしめる老人を見た
    人事のようにタバコをふかす 人事にように週刊誌をめくる
    そんな僕 ふと自分の人生のすき間を
    手でおおいたくなる

    動き始めた窓の外には天気雨
    で 僕のギターには いつも ヘビーゲージ

    考えてみると今までの僕は 情熱と挫折のくりかえしだった
    でも いつからだろう 無関心ばかりを装うことを覚えたのは
    恋も欲しいし富も欲しい 優しさも欲しいし冷たさも欲しい
    手にしたものと失くしたものが
    いつもうしろめたさを連れてくる

    すみません しあわせは おいくらですか?
    で 僕のギターには いつも ヘビーゲージ

    すれちがう列車の汚れた窓から欲ばりな子供がこっちを見てた
    いくつかの手段と方法を隠して
    白い歯でピースサインをおくってた
    知恵をつけなさい 人をけおとすために
    思わず僕は言葉を贈った
    やっぱりこの僕も年をとったみたいだ
    汚れた窓には僕がうつっていた

    もうすぐ この僕も30才
    でも 僕のギターには いつも ヘビーゲージ

    そんな事考えているうちに 我が家へ向かう車の中
    タバコ1本ふかしながら 窓の外の高層ビルを見てる
    ビタミン剤をたらふく飲んでる人の群れが時間を泳ぐ
    あゝ希望がいつもガラス細工なら
    こわすことから始めてみようか

    それより 胃の調子がきょうも良くないんだ
    だから 僕のギターには いつも ヘビーゲージ
    だから 僕のギターには いつも ヘビーゲージ






    Chord Diagram