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長渕剛「祈り」について
「祈り」は、1979年にリリースされたシングルで、アルバム『逆流』にも収録されています。この楽曲は、彼がかつて交際していた女性が急逝された実体験をもとに作られたそうです。とても切なく、深い愛情と悲しみが込められたラブソングです。
彼女が空へ帰っていく様子や、残された者の悔しさ、寂しさが丁寧に描かれていて、聴く人の心に静かに語りかけてくるような雰囲気があります。特に「天女のようにお前は一人 空へ帰る」というフレーズは幻想的で美しく、儚い印象を受けます。
祈り
歌:長渕剛 詞:長渕剛 曲:長渕剛
お前が去ってくその前に
なぜに電話くれなかったか
やさしすぎるお前のことだから
それが思いやりのつもりだったのか
俺たちいつでもひとつなんだと
あれほど話し合ってきたよね
お前のことはすべてわかっている
つもりの自分がくやしすぎるよ
二人でいくつもの夜をこえて
新しい朝が目の前だったのに
深く瞳を閉じて今 天女のように
お前はひとり空へ帰る
お前がえらんだ人生も
お前が歩いてきた道も
信じきれぬままのはがゆさの中で
ためらいながら俺は人生(みち)を探すだろう
今度生まれてくるときは
幸せな日々をおくれるといいね
お前の好きだったあの唄を
今夜は朝まで歌ってあげるよ
二人でいくつもの夜をこえて
新しい朝が目の前だったのに
深く瞳を閉じて今 天女のように
お前はひとり空へ帰る
深く瞳を閉じて今 天女のように
お前はひとり空へ帰る