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テレサ・テン「愛人」について
テレサ・テンの「愛人」は、1985年にリリースされた彼女の15枚目のシングルで、「つぐない」に続く大ヒット曲です。この曲は、許されない恋をテーマにした作品で、切ない情感を込めて歌い上げられています。
主人公の女性が「愛人」という立場に身を置きながらも、ひたむきに愛する姿が描かれています。堂々と手をつないで歩くこともできず、名前すら呼び合えない関係の中で、それでも「彼の帰る場所」であり続けたいという思いが込められているのです。
彼女自身は、「愛人」という言葉を「私の国では“愛しい人”という意味なの」と語っていたそうで、単なる不倫の歌ではなく、深くて純粋な愛の形を表現したかったのだと思われます。。この曲は、彼女の紅白歌合戦初出場曲でもあり、今なお多くの人に歌い継がれている名曲です。愛することの痛みと美しさを静かに問いかけるような、心に染みる一曲です。
愛人
歌:テレサ・テン 詞:荒木とよひさ 曲:三木たかし
あなたが好きだから それでいいのよ
たとえ一緒に街を 歩けなくても
この部屋にいつも 帰ってくれたら
わたしは待つ身の 女でいいの
尽くして 泣きぬれて そして愛されて
時がふたりを 離さぬように
見つめて 寄りそって そして抱きしめて
このまま あなたの胸で暮らしたい
めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの
何も言わずいてね わかっているわ
心だけせめて 残してくれたら
わたしは見送る 女でいいの
尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で眠りたい
尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で暮らしたい