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千葉紘子「折鶴」について
千葉紘子の「折鶴」は、1972年にリリースされた彼女の3枚目のシングルであり、彼女の代表曲として知られる昭和歌謡の名曲です。作詞は安井かずみ、作曲は浜圭介という黄金コンビによる作品で、情緒豊かな歌詞と旋律が多くの人々の心を打ちました。
元々は小柳ルミ子のアルバム収録曲 「折鶴」は当初、小柳ルミ子のアルバム『京のにわか雨』に収録された楽曲で、彼女のシングルとして出される予定もあったほど完成度の高い作品でした。小柳のファンの間で好評だったこの曲が、有線放送を通じて同じ事務所の千葉紘子の歌唱で注目され、じわじわと人気に火がつきました。結果として、千葉盤がオリコン最高9位、28週にわたってチャートインするロングヒットとなりました。小柳版が洋楽器中心の編曲だったのに対し、千葉版は和楽器を多用し、より演歌らしい仕上がりに。千葉の丁寧な歌唱と情感豊かな表現が、聴く人の心に深く響きました。
折鶴
歌:千葉紘子 詞:安井かずみ 曲:浜圭介
誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を
無邪気だったあの頃 今は願いごと
折ってたたんで裏がえし まだおぼえてた折鶴を
今 あの人の胸に とばす夕暮れどき
「わたしは待っています」と伝えて
いつでもきれいな夢を
いろんなことがあるけれど それは誰でもそうだけど
悔いのない青春を うたって歩きたい
誰に教わったわけじゃなく 忘れられない面影を
これが恋と気づいた そよ風の季節
会って別れて会いたくて 白い指先折鶴に
人に言えない想い 託す夕暮れどき
「わたしは大好きです」と伝えて
小さな夢が燃えてる
泣いて笑って明日また それはいつまでもそうだけど
青い空の心で あなたを愛したい