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    チューリップ「Mr.プレスマン」について

    「Mr.プレスマン」はチューリップが1974年に発表したアルバム『ぼくがつくった愛のうた』に収録された楽曲で、社会風刺的な歌詞が特徴で、チューリップの中でも異色のナンバーです。
    冒頭では「みんなの心を一つにしなけりゃ国は豊かになりません」と始まり、一見理想主義的なメッセージを掲げます。しかし続いて「そして私は支配者になるのです」と皮肉を込め、権力や民主政治への批判的視点を示しています。明るいメロディに対して歌詞は皮肉や風刺を含み、メロディと内容のギャップが印象的です。


    Mr.プレスマン
    歌:チューリップ/詞:財津和夫/曲:財津和夫

    みんなの心を ひとつにしなけりや
    国は豊かになりません
    そして私は 支配者になるのです

    みんなのために 心がひとつに
    なれば 世界は待っている
    だから私は レコードをつくります

    楽しいこと 平和なこと 明るいこと
    仲良いこと 正直なこと 丸いこと
    みんな みんな みんな
    私は 大嫌い 嫌い 嫌い

    ママのからだに 住んでるころから
    ずっと 反対してきました
    それは選挙の 民主政治なのです

    やさしいこと ほほえむこと 頭の悪いこと
    女子大の学園祭 平等なこと 丸いこと
    みんな みんな みんな
    私は 大嫌い 嫌い 嫌い

    おろかなものが 選んだおろかな
    人は 国のほんとの
    進歩を 止めるだけなのです






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