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    チューリップ「心の旅」について

    チューリップの「心の旅」は、1973年にリリースされた彼らの代表曲であり、日本のフォーク・ロック史に残る名曲です。作詞・作曲は財津和夫。彼の繊細な感性と普遍的なメロディが融合したこの曲は、世代を超えて愛され続けています。
    地方から都会へ向かう若者の姿が背景にあり、当時の高度経済成長期の空気感ともリンクしています。夢を追う一方で、残してきた人への想いが交錯する構造が秀逸です。
    また、アコースティックギターを中心にしたフォーク調のサウンドに、ポップなメロディラインが乗ることで、親しみやすくも深みのある楽曲に仕上がっています。


    心の旅
    歌:チューリップ 詞:財津和夫 曲:財津和夫

    あーだから今夜だけは 君をだいていたい
    あー明日の今頃は 僕は汽車の中

    旅立つ僕の心を 知っていたのか
    遠く離れてしまえば 愛は終わるといった

    もしも許されるなら 眠りについた君を
    ポケットにつめこんで そのままつれ去りたい

    あーだから今夜だけは 君をだいていたい
    あー明日の今頃は 僕は汽車の中

    にぎやかだった街も 今は声を静めて
    なにをまっているのか なにをまっているのか

    いつもいつの時でも 僕は忘れはしない
    愛に終わりがあって 心の旅がはじまる

    あーだから今夜だけは 君をだいていたい
    あー明日の今頃は 僕は汽車の中…






    Chord Diagram