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    チューリップ「青春の影」について

    チューリップの「青春の影」は、1974年6月5日にリリースされたバラード曲で、作詞・作曲はリーダーの財津和夫が手がけています。彼らの6枚目のシングルであり、アルバム『TAKE OFF(離陸)』からのリカット曲でもあります。
    この曲は、チューリップがアイドル的なイメージから脱却し、本来目指していた音楽性へと回帰するための重要な転機となった作品です。ボーカルもそれまでの姫野達也から財津和夫に変更され、より内省的で深みのある表現がなされています。
    歌詞は、恋から愛へと変化する心情を描いたもので、「今日から君はただの女 今日から僕はただの男」という印象的なフレーズが、平凡な幸せの尊さを静かに語りかけてきます。 財津自身は「主人公の男の成長を描いた歌」と語っており、人生の節目や結婚式などでもよく歌われる名曲です。


    青春の影
    歌:チューリップ 詞:財津和夫 曲:財津和夫

    君の心へつづく 長い一本道は
    いつも僕を 勇気づけた
    とてもとてもけわしく 細い道だったけど
    今君を迎えにゆこう

    自分の大きな夢を 追うことが
    今までの僕の仕事だったけど
    君を幸せにする それこそが
    これからの僕の生きるしるし

    愛を知ったために 涙がはこばれて
    君のひとみを こぼれたとき
    恋のよろこびは 愛のきびしさへの
    かけはしに すぎないと

    ただ風の中に たたずんで
    君はやがてみつけていった
    ただ風に涙をあずけて
    君は女になっていった

    君の家へつづく あの道を
    今足もとにたしかめて
    今日から君はただの女(おんな)
    今日から僕はただの男






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