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高山厳「心凍らせて」について
「心凍らせて」は、1992年にリリースされた高山厳の曲で、彼の名を一気に広めた作品です。昭和フォークから平成初期の歌謡曲の橋渡しのような存在で、情念の深さとメロディの強さが際立ちます。
この曲は、別れを受け入れられない男性の切なさと、愛の余韻に凍りつく心情を描いた失恋バラードで、「愛を失った後の“静かな絶望”」「それでも忘れられない未練」「大人の恋愛の苦さと深み」等の情感が、演歌的な節回しとポップスのメロディラインの中で表現されています。
1990年代初頭は、バブル崩壊後の“静かな喪失感”が社会に漂っていた時期です。この曲の「凍りつく心」「報われない愛」というテーマは、当時の空気感と相性が良く、多くの大人のリスナーの心に響きました。
心凍らせて
歌:高山厳/詞:荒木とよひさ/曲:浜圭介
あなたの愛だけは 今度の愛だけは
他の男(ひと)とはちがうと 思っていたけど
抱かれるその度に 背中が悲しくて
いつか切り出す別れの言葉が恐くて
心 凍らせて 愛を凍らせて
今がどこへも 行かないように
心 凍らせて 夢を凍らせて
涙の終わりに ならないように
綺麗な愛じゃなく 子供の愛じゃなく
生命(いのち)すててもいいほど 慕(おも)っていたけど
あなたのその胸は いつでも遠すぎて
きっと理想の誰かを宿して生きてる
心 流されて 愛に流されて
今も想い出 つかまりながら
心 流されて 夢に流されて
あなたの右手と はぐれぬように
心 凍らせて 愛を凍らせて
今がどこへも 行かないように
心 凍らせて 夢を凍らせて
涙の終わりに ならないように