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谷村新司「昴-すばる-」について
「昴-すばる-」は、1980年にリリースされた彼の代表曲であり、日本の音楽史に深く刻まれた名曲です。壮大なスケールと叙情的な歌詞で、聴く者の心を揺さぶるこの楽曲は、彼のソロ活動の中でも特に高い評価を受けています。
「昴」はプレアデス星団の和名であり、古来より日本人に親しまれてきた星の名前です。谷村新司はこの星団をモチーフに、人生の旅路や別れ、希望をテーマにした歌詞を紡ぎました。
歌詞の冒頭「目を閉じて何も見えず 哀しくて目を開ければ 荒野に向かう道より 他に見えるものはなし」等は、孤独や決意を象徴する印象的なフレーズです。
「昴」は日本国内だけでなく、中国や韓国、タイなどアジア圏でも広く知られており、2010年の上海万博では、谷村新司本人が「昴」を歌唱し、国際的な舞台でもその存在感を示しました。
この曲は、人生の節目や旅立ちの場面でよく歌われることが多く、聴くたびに新たな感情が湧き上がる不思議な力を持っているのではないでしょうか。
昴-すばる-
歌:谷村新司 詞:谷村新司 曲:谷村新司
目を閉じて何も見えず
哀しくて目を開ければ
荒野に向かう道より
他に見えるものはなし
ああ 砕け散る 宿命(さだめ)の星たちよ
せめて密やかに この身を照らせよ
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
呼吸(いき)をすれば 胸の中
こがらしは吠き続ける
されど我が胸は熱く
夢を追い続けるなり
ああ さんざめく 名も無き星たちよ
せめて あざやかに その身を終われよ
我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よ
ああ いつの日か 誰かがこの道を
ああ いつの日か 誰かがこの道を
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ