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たま「さよなら人類」について
「さよなら人類」は、1990年に「たま」がメジャーデビューシングルとして発表した楽曲です。独特な歌詞とメロディが話題を呼び、当時の音楽シーンに強いインパクトを与えました。
歌詞には「木星に到達した人類」や「ピテカントロプスになる日」など、非現実的でシュールな表現が多く使われており、文明の終焉や人類の未来を風刺的に描いていると解釈されています。また、野良犬が人間の骨をくわえる描写や、月が路地裏に落ちるという比喩など、印象的なイメージが散りばめられています。この曲は、たまの個性的な音楽性を象徴する代表作であり、1990年代の日本のカルチャーを語る上で欠かせない一曲とされています。
さよなら人類
歌:たま 詞:柳原幼一郎 曲:柳原幼一郎
二酸化炭素をはきだして
あのこが呼吸をしているよ
どん天模様の空の下
つぼみのままでゆれながら
野良犬はぼくの骨くわえ
野生の力をためしてる
路地裏に月がおっこちて
犬の目玉は四角だよ
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
アラビヤの笛の音ひびく
街のはずれの夢のあと
つばさをなくしたペガサスが
夜空にはしごをかけている
武器をかついだ兵隊さん
南にいこうとしてるけど
サーベルの音はチャラチャラと
街の空気を汚してる
今日 人類がはじめ て 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
歌を忘れたカナリヤ
牛を忘れた牛小屋
こわれた磁石を ひろい集める
博士はまるはげさ
あのこは花火を打ち上げて
この日がきたのを祝ってる
冬の花火は強すぎて
ぼくらの体はくだけちる
ブーゲンビリヤの木の下で
ぼくはあのこを探すけど
月の光にじゃまされて
あのこのかけらは見つからない
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
今日 人類がはじめ て 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
さるにはなりたくない さるにはなりたくない
こわれた磁石を砂浜で ひろっているだけさ
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
さるになるよ
さるになるよ