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スピッツ「ハネモノ」について
スピッツの「ハネモノ」は、2002年8月7日に発売された26枚目のシングルで、アルバム『三日月ロック』にも収録されています。
この曲は、カルピスのCMソングとして書き下ろされたもので、当初は歌詞なしのハミングバージョンが放送され、問い合わせが殺到しました。草野は、2001年のアメリカ同時多発テロの後、音楽を続ける意味に悩んでいた時期があり、カルピスからの依頼が「人々の不安を少しでも和らげる音楽を作ろう」と思うきっかけになったと語っています。
タイトルの「ハネモノ」は彼の造語で、「羽のような生き物」という意味が込められているそうです。
ハネモノ
歌:スピッツ 詞:草野正宗 曲:草野正宗
さよなら幻 踊りだす指先
宿題残したまま
素晴らしい風向き カモミールフレイバーの星
涙をふいたなら
絡みついた糸を断ち切って
膜の外に連れ出してやろう
ささやいて ときめいて
街を渡る 羽のような
思い通りの 生き物に変わる
心地良い耳鳴り 文字化けの中にも
輝く運命を知る
無理矢理晴れた日 始まった物語
僕らはここにいる
巡る季節 追いかけていく
転びながら それでもいい調子
近づいて 抱き上げて
ノドを鳴らす 子猫のような
望み通りの 生き物に変わる
ささやいて ときめいて
街を渡る 羽のような
思い通りの 生き物に変わる