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    さだまさし「指定券」について

    「指定券」(さだまさし)は、1976年11月25日リリースのシングル「線香花火」のB面曲で、“別れ”の情景描写が秀逸な楽曲です。この曲は「別れの陸・海・空」三部作の“陸”にあたり、主人公の男性が東京駅から長崎行きの「さくら号」に乗って故郷へ帰る、その直前の別れを描いた作品です。曲の冒頭には実際に東京駅のアナウンスが流れ、情景が一気に“駅のホームの空気”へと引き込まれます。


    指定券
    歌:さだまさし/詞:さだまさし/曲:さだまさし

    もうこれまでねと 君はうつむいて
    左の頬だけで ひっそり笑った
    北口改札を 仔鹿の様に
    鮮やかにすりぬけて 出て行った

    せめてもの お別れに
    一度だけ 振り向いてくれたのに
    ちょうど今着いた 修学旅行の
    制服たちが 君をかき消して
    最後の声さえ たべてしまう

    長いエスカレーター 昇って降りて
    やっとの思いで 出した答
    はじめる前から 終わる旅もある
    やはり野におけ れんげ草

    せめてもの はなむけに
    一度だけ 手を振ってみせた
    うしろ姿を つつむ紙吹雪
    それは僕の ふるさとゆきの
    季節はずれの 指定券






    Fender - Gibson - Martin - Paul Reed Smith - Gretsch - YAMAHA - ESP
    Chord Diagram