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さだまさし「線香花火」について
「線香花火」は、1976年11月25日に発売された さだまさしのソロ・デビュー曲で、晩夏の情景と切ない恋心を繊細に描いた作品で、オリコン38位を記録しました。
歌詞は、晩夏の夜に線香花火を見つめる男女の静かな時間を描き、「ひとつ、ふたつ、みっつ…」と数を数えるように始まる構成で、長崎の精霊流しの文化背景が反映されており、賑やかな花火の後に楽しむ“線香花火”の静けさがモチーフです。
さだまさしの得意な“映画のような描写”が凝縮されており、虫の声、浴衣、星座、線香花火の火玉など、夏の終わりの空気が鮮明に伝わります。
線香花火
歌:さだまさし/詞:さだまさし/曲:さだまさし
ひとつ ふたつ みっつ 流れ星が落ちる
そのたび きみは 胸の前で手を組む
よっつ いつつ むっつ 流れ星が消える
きみの願いは さっきからひとつ
きみは線香花火に 息をこらして
虫の音に消えそうな 小さな声で
いつ帰るのと 聞いた
あれがカシオペア こちらは白鳥座
ぽつり ぽつりと 僕が指さす
きみは ひととおり うなづくくせに
みつめているのは 僕の顔ばかり
きみは線香花火の 煙にむせたと
ことりと 咳して 涙をぬぐって
送り火のあとは 静かねって
きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね
きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ
くすり指から するりと逃げる
きみの線香花火を 持つ手が震える
揺らしちゃ駄目だよ 言ってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ